京都市 金地院とレストラン信

令和元年(2019年)年6月11日(火)

金地院

徳川三代に使えた以心崇伝が住した寺。
380年前
方丈前の庭は、小堀遠州が作庭したと確実に分かる、唯一の庭。中央の拝石は、東照宮を拝むための石だが、特に何かをしたわけではない。石を中央に、向かって左が亀、右が鶴、巣ごもりの鶴で、向かい合っている。以心崇伝が、家光に見てもらうために、おめでたいものを集めた。常緑樹を植え、キラキラ光る白川砂を敷いた。波頭を表している。方丈には庭に面して、上段の間を作った。
家光が京都に来たときには、以心崇伝はすでに亡くなっていたので、家光が金地院に来たのかどうかは不明。
襖絵は、380年前の狩野探幽の直筆。方丈の中には、長谷川等伯の猿猴、
黒鵜、つまりカラス、50羽ほどか、一話だけ尾だけが描かれている。フクロウに対して、どのようにしようとしているのかが不明。解釈はいろいろある。八窓の茶席は、窓を多くして明るくした。千利休が侘び茶で身分のない茶室を作ったが、小堀遠州が身分のある茶室を再び作った。この茶室と背中合わせにある茶室の床はコンパクトサイズ。窓の障子に庭の緑が映り込む、虹窓(にじまど)、意図したのか偶然なのかはわからないが、プロジェクトマッピングのようだ。
衝立に貼った日本画の鵜(カラス)は、有名な日本画家、伊藤若冲?
また、雲谷とうがんの直筆の屏風がある

レストラン信

契約農家から、野菜が毎日届く。
ご夫婦2人での営業で、ウェスティン都ホテル京都のメインダイニンで働いていた。
三種盛り、コンソメのスープ、花のサラダ、フォアグラ、ここまでが前菜。
ポタージュスープは、甘めの味付け。
パンは、フランスパンと小さなクロワッサンで、特にクロワッサンが美味しいようで、1ケ100円でテイクアウトもできる。
魚料理は、オマール海老、シャーベット、肉料理は、4種から当日選択する。
デザートは、フレッシュフルーツとプリン、プティフール。
野菜は、どれも、浅めの火の入れ方なので、野菜の食感も楽しめる。
ベジタリアンも対応してくれ、料金がすこし安くなる。