京都市 得浄明院とレストラン田むら
令和2年(2020年)年2月18日(火)
得浄明院
善光寺の関西のお寺。尼寺。伏見宮邦家親王第三王女の、誓円尼公によって明治27年に創建された。仏像は善光寺の一光三尊。これは、阿弥陀如来の光背の中に、両脇侍の勢至菩薩、観音菩薩も入っていることを言う。仏像は江戸時代かもしれない。記録はなく、調べてもいないので、はっきりとはしない。現在の住職は、伏見宮家で、副住職は2歳から寺に入り、住職の養女となった人。本堂は、善光寺と同じ形式で半分ほどの大きさに作られている。明治時代の廃仏毀釈の際に、善光神社とすると、決められたが、当時の住職がそれに抵抗し、寺として残った。
本堂の下に、戒壇めぐりがあり、本堂内陣の周囲を回るようになっている。本尊のちょうど下に、錠前があり、それを触って、念仏を唱えて、本尊とつながる。
本堂は通常非公開。今回は、特別に公開してもらった。
本尊の一光三尊像は、正面から見ると、阿弥陀如来だけが見える。もし、内陣外の外陣に入れてもらえれば、そこから、かろうじて、菩薩像が見える。
堂内に掲げられた軸に、一光三尊像の絵が描かれている。
本堂前には、イチハツの花壇があり、それが有名。
お参りした2020年2月18日は、梅が早咲きで咲いていた。また、ヒマラヤユキノシタが花を咲かせていた。
レストラン田むら
思文閣の前を南に入る。ランチ4,800円。当日は1Fは満席だったが、確認すると、毎日ではない、とのことだった。
1皿目は、スープ。イタリアのポルチーニ茸のクリームスープ。2皿目は、パレットのような皿に7種類の料理が乗っている。穴子の握り、エビ、タラ、卵など、柊は2月だからの飾り。3皿目は、ブロッコリーをちらして、トマト、モンゴウイカ、たけのこ、大根。4皿目は、魚料理。5皿目の肉料理は、3種類の中からの当日の選択で、牛頬肉の煮込み、煮込みハンバーグ、鴨肉。5皿目は、ご飯と汁と漬物。ご飯は、鋳物で炊いたもので、参加者のお一人が、今まで食べたご飯の中で一番美味しい、と言った。デザートはシャーベット、イチゴと練乳のかき氷が、甘いクリームの上に乗っている。そして、コーヒー。
私のベジタリアンにも対応してくれた。1皿目のスープはポルチーニ茸のスープでベジタリアン対応。2皿目はひよこ豆、大根スープの煮こごり、きくらげと青菜、カシューナッツ、芋の天ぷら、きんぴらごぼう。3皿目はブロッコリーをちらして、トマト、茸のムース状のソース、トリフのソースとカリフラワーのクリームソース。4皿目は、たけのこと焼き豆腐、白菜のスープ。
サービススタッフのチーフが男性で、行き届いたしっかりとした接客だった。